エンジニアのガチキャリア相談をほぼ全部公開:「SIerからweb系企業への転職したいのにエージェントからはSIerばかり紹介されました…」(3/5)

公開

(3/5)そもそもエンジニアに向いていないかも・・・

池上さんの転職経験

池上さんはどういうタイミングで転職活動に入ったんですか? その時、自己学習はどうやってされていましたか?

僕は我慢強さがなかったのかもしれないけど、最初の就職先である富士通には1年半くらいしかいませんでした。

富士通はもちろん研修もあったし、仕事のなかでCOBOLやJavaで書くことはあったんですが、それだけだと転職活動はきついと思ったので、生活ノウハウを投稿するサイトを自分でつくりました。ブログに毛が生えたようなものですけど、WordPressのテーマを自作して、アップロードして。

あと、個人的によかったと思っているのは、「Rebuild.fm」というテクノロジー系のポッドキャストを聞いていたんですよ。それを聞いていると、世の中のエンジニアが考えていることや新しい技術の話題がどんどん耳に入ってきます。最初は何を言っているのかぜんぜんわからないんですけど。

僕も池上さんのポッドキャスト(「しがないラジオ」)、少し拝聴しています。

本当ですか、ありがとうございます!

池上さんのポッドキャストは特に前半部分、最新の技術の話が多いと思うんですけど、正直ぜんぜんわからなくて…。池上さんが最初にポッドキャストを聞いた時はどう対処されたんですか?

もちろん調べたりもしますが、聞き続けていると同じトピックスが何回も出ていることに気づきます。

たとえば当時の「Rebuild.fm」はDockerの話が多く、Dockerにまつわるいろんなエピソードが出てくるから、その文脈でどんなものかうっすら理解できる。エンジニアリングの第一線ではどういうことが行なわれていて、どんなトレンドがあって、どういう言葉が熱いのか。聞き続けていると、ふとした瞬間にそれがわかるタイミングがあるんです。

そうすると、面接でいざエンジニアと話すとなっても、「あ、これRebuildで言っていたな」と。エンジニアと話すのに慣れるというか、共通言語を持つというか。それはポッドキャストを聞くことで身についたと思います。

参考にします。

あと、転職活動で僕が大事だと思ったのは、技術を身につけることに加えて、自分のやりたいことを見つけることですね。やりたいことって、自分の内面を見つめ続けても見えてこないと思うんですよ。Hさんは「やりたいこと、なんですか?」と聞かれて、何かぱっと出ます?

出ないですね。

ですよね。
でも、カジュアル面談などでいろんな会社に出会っていくと、「この会社は興味ないな」とか、「このポジションは自分には合っていないな」とか、逆に「こういう感じで働けると自分が得意なことができそうだ」とか、なんとなく見えてくるんです。

僕の場合、そうした転職活動を通じて、自分を人と話すのが好きで、何かをわかりやすく伝えることが得意なんだと気づきました

なので、今の会社には「エンジニアをしつつ、技術的な部分をお客さんにわかりやすく伝えたい」、「開発とコミュニケーションの両輪で仕事していきたい」と伝えて入りました。

自分はどういうことをやりたい人で、何が得意で、どんな価値を出せるのか。それが見えてくると、面接官側も、「それだったら、こういう仕事がうちにあって空いている」と一緒に考えやすいんですよね。

なるほど。僕はエンジニアが自分に向いているかどうかも今はまだ不安なところもあって。今は勉強してますが、これまで独学があまり続かなかったというのもありますし…。

コードを書くだけがエンジニアの仕事ではない

エンジニアが向いていないと思うことは、仕事でもあります?

仕事ではあまりエンジニアっぽい仕事をしていないので、それほど感じないです。ただ、スキルを身につけたいとは思っているのに、プライベートな時間にうまく勉強が続かない。そのあたりです。

たしかに、優秀なエンジニアは休みの日に趣味のようにコードを書いていたりします。そういう人と比べると、「自分は休みの日は書いていない」 という不安感があるんですかね?

そうですね。

たしかに、それはありますよね。でも、僕も休みの日に「すごくコード書きたい」とは思わないですし、実際にそれほど書いていません。Hさんはコードを書いていて、楽しい瞬間というのはありますか?

なかなか書くタイミングが少ないんですけど、今の仕事のなかでは書いている時間が一番楽しいです。

世の中には「書くこと自体が苦痛でしかない」、「もっと外に出て人と話したい」というように、そもそもプログラミングに絶望的に向いていない人もいます。お話を聞く限り、Hさんは少なくともそういう人よりは向いていますよね。

そのうえで1つお話すると、エンジニアとして価値を出すとき、必ずしもコーディングのスキルが高いことだけが条件ではないんです。

たとえば、僕の場合、コードが書ける・読める、技術的な仕様がわかるということにプラスして、技術的な話を人にわかりやすく伝えるとか、そういう部分を掛け合わせています。複数の要素を掛け合わせると、レアリティが出せるんです。

コードだけでは解決できない問題って世の中にはいっぱいありますし、エンジニアの働き方もいろいろあるので、単にコードを書くのが向いていないだけでエンジニアを全部やめちゃうというのはもったいない気がしますね。

それを聞いて、不安がちょっと解消された気がします。

それはよかったです。凄腕のエンジニアと比べてしまうと辛くなってしまうんですけど、webの会社でも全員が最初からすごかったわけではないし、休日コード書いていない人もたくさんいます。そこはあんまり不安に思う必要はないと思います。

ありがとうございます。

kiitokでは、できるだけ相談者の参考になる経験や情報を持っている方をメンターにご紹介しています。面談では、相談者の悩みに合わせる形でメンター自身の知識や体験を共有してくれるので、聞きたいことがあれば積極的に質問してみることをおすすめします。

今回は、メンター自身の体験と気付きの話から、相談者が抱える「そもそも自分がエンジニアに向いているか不安」という、より根本的な悩みが引き出されました。

不安やモヤモヤを抱えていると決断や行動が難しくなります。メンターは不安の内容を具体化したり、自身の体験や知識を共有することで、そうした不安やモヤモヤを解消できるようサポートします。

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