[実況解説 kiitok 1on1体験レポート] Oさん-前田俊太郎 (3/4)

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(3/4) フィードバック

アドバイスとフィードバック

中小規模のスタートアップに、比較的年収の高い状況で迎えられるようになる。それが成功している状態だと仮定してよさそうなので、その前提でふたつお話しましょう。

まず、リスクをとらないのはちょっともったいないんじゃないかというのが、ひとつです。

もう一つは、僕が今話したような条件のスタートアップの面接官であるとしたら、Oさんが面接に来たときにどのように感じるか。

はい。

1つめについては、スタートアップの場合、実はみんなが思っているほどリスクは高くない。

もちろんつぶれる可能性はあるんですけど、つぶれたら転職すればいいし、10人とか15人くらいの規模で設立から1年半くらいでつぶれたとしても、僕が面接官ならそれはネガティブに評価しません。5人のスタートアップをゼロから立ち上げて10年続けているとなると、かなり特殊な人になってしまうかもしれないけど、「うまくいかなくてつぶれちゃいました」というのはマイナス評価にならないです。

僕がなぜなぜもったいないと思うかというと、ほとんどの人は創業間もない段階でスタートアップに入ることの価値を、すごく小さく見積もっているんですよね。

事業がスタートしたばかりの頃の経験はすごく貴重で成長しますし、ストックオプションにしても初期の頃に入った人の方がはるかにもらえるんですよね。なにより、こういうフェーズはすごい楽しいです。

なるほど…

なので、初期のスタートアップでもうまくいきそうなところは、転職先の候補に入れた方がいいんじゃないかなというのが、1つめのアドバイスです。10人くらいで「この事業をやりたい」という会社があれば入ればいいんじゃないかなと。それで挑戦して、つぶれれたとしても、それはそれで高く評価されるので他の会社に行けばいい。それもありではないかと。

僕自身、エンジニアが30人くらいの時にスマートニュースに入社したんですけど、もっと初期から入っておけばよかったと思っています。

うーん、なるほど。わかりました。

ふたつ目として、Oさんがエンジニア30人くらいのスタートアップに来た時、仮に僕がそこの面接官だったら、どういう風に感じるかという話をしましょう。

まず、「ゼロイチをやったことがあって何でもできます」というのは、比較的規模が小さいスタートアップでは評価されると思います。

ただ、それが40人~50人規模になってくると、やっぱりコアスキルが求められます。今日お話しした限りでは、自分が携わったシステムをすごく詳しく調べた経験とか、難しいものをつくったことがある経験は見受けられなかったので、そこは確かにマイナスになるかもしれません。

はい。

あと、今の会社に5年いらっしゃいますが、1つの会社でしか経験がない人と、いろんな会社で成果を出している人がいたら絶対後者を選ぶので、そういうリスクはあるかもしれません。Oさんはマネージャーになっているから今の会社には評価されているんだろうけど、その理由は社外の人にはわかりにくい。

なので、ゼロイチができること、汎用的なスキルがあることを見せつつ、1つの技術を深掘りするとか、難しいものをつくるチャレンジができる環境にいく。あるいはそういうプロジェクトをやることによって、他の会社でも成果を出せることを見せられると、転職はどんどんしやすくなるはずです。

あと、ゼロイチできる人を評価するのは、どちらかというと大企業よりスタートアップなんですよ。

はい。

なので、Oさんがリスクをとる気持ちさえあれば、5~10人くらいのスタートアップではけっこう評価されると思います。

フェーズにもよりますが、年収がそんなに下がることもないはずです。

逆にエンジニア50人規模くらいの会社を希望するなら、もう少し専門性が欲しいというのが僕の意見です。

テクニカルなスキルをもっと深掘りした方がいいと思います。つくり方がわからないようなものをつくる経験を持った方がいいのではないかと。

わかりました。ありがとうございます。

質疑応答

なんだか僕ばかりたくさんしゃべって申し訳ないんですけど、何か質問とかありますか?

いや、すごく納得しました。会社のフェーズが自分にぜんぜん向いていないというのは「確かにな」と。

ゼロイチフェーズが得意な人に大企業はもったいないです。スタートアップの方が価値を出せるし、評価されやすいと思います。

わかりました。

他に何か質問はありますか? 大丈夫ですか?

アドバイスとしては、今の会社にいるとちょっとヤバいかもという…。

いや、ヤバいとは思いません。ただ、今の会社でコアスキルを磨かないまま今後5年、10年と過ごしていくと、転職市場から評価されにくくなると思います。

たとえば、15年同じ会社にいる人は、それが汎用的なスキルにつながっているのかを自分で説明する責任があるんですよね。一方で、いろんな会社を経験している人は新しい環境で力を出せるということ自体が有利に評価されるんですよ。「この会社でここまでやっていれば、これを任せられるだろう」と。

なるほど。

なので1社で10年、15年というより、5年ずついろんな会社で経験積む方が転職市場では有利だと思います。

うーん。なるほど。

他に何かあれば、メッセンジャーでもいいので、ご質問いただければとお答えできると思います。

わかりました。

では、ありがとうございました。失礼します。

ありがとうございました。

これまでの内容を踏まえて、転職を考えたときの評価についてフィードバックをしています。なぜそのように評価されるかという前提知識も提供しています。

Oさんの場合、初期フェーズのスタートアップに対する不安が強そうだったので、「リスクを過大評価していてもったいないのでは?」といったアドバイスまで踏み込んでいます。

最後に聞き残しが残らないように質疑応答の時間を取って面談を終了します。

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